京都をはじめとした周辺都市からアクセスがいい高島市は、フォトスポットの宝庫。山の上から琵琶湖と花畑を楽しめる「びわこ箱館山」、海外のような景色が広がる「メタセコイア並木」、湖の中にぽっかりと浮かぶ神秘的な白髭神社の鳥居など写真映えする名所がそろっています。四季折々に表情を変える名所をお楽しみいただけます。
メタセコイア並木
約2.4キロメートルにわたりメタセコイアが約500本植えられ、遠景となる野坂山地の山々とも調和しています。学童農園「マキノ土に学ぶ里」整備事業の一環として植えられたのが始まりですが、地域の人々の手により慈しまれ、育まれて、植栽され伸ばされたことから、現在のこの雄大な姿となりました。春の芽吹き・新緑、夏の深緑、秋の紅葉、冬の裸樹・雪花と四季折々に訪れる人々を魅了します。
白髭神社
湖中に朱塗りの大鳥居があり、国道161号をはさんで社殿が鎮座します。近江の厳島とも呼ばれる近江最古の大社で、創建以来2000余年の歴史を誇ります。延命長寿・長生きの神様として知られ、人の営みや業すべての「導きの神」でもあります。水平線に浮かぶ沖島を背景に、湖中の鳥居を通して漁船が行きかう風景は何とも言えない神秘的な様子です。また「なるこまいり」の神事が有名です。
竹生島
琵琶湖の北部に浮かぶ「竹生島(ちくぶじま)」は、神の宿る島として、古来より人々の信仰を集めてきました。 琵琶湖八景のひとつに数えられ、数々の大河ドラマや映画の舞台にもなっています。 西国三十三所札所めぐり第三十番札所「宝厳寺」をはじめとした神社仏閣があり、島全体がパワースポットとして注目されています。 見どころは、安土桃山時代の国宝「宝厳寺唐門」や、「都久夫須麻神社本殿」、重要文化財の「宝厳寺船廊下」など。 階段は多少ありますが、小さな島なのでじゅうぶん回りきれる範囲です。
海津大崎の桜
「日本のさくら名所100選」に選ばれました。びわ湖岸約4キロにわたり、樹齢80年を優に超える老桜から次世代へ引き継ぐ若木まで約800本の華麗なソメイヨシノが咲き乱れます。遅咲きの桜名所であり、琵琶湖八景「暁霧・海津大崎の岩礁」としても知られる景勝地。びわ湖随一の岩礁と、湖の碧、遠くに望む竹生島、その景色の絶妙なコントラストはとても美しく、毎年多くの花見客で賑わいます。
サニービーチ高木浜
高木浜から知内浜間の約1キロにわたり、松林に青く縁どられたなだらかな汀線が美しい場所です。「21世紀に引き継ぎたい日本の白砂青松百選」に選ばれています。また、水の綺麗な水泳キャンプ場としても人気で、施設も整っており、ゆったりと休暇を過ごせます。地上13メートルの展望台がある「湖のテラス」から見える四季折々の自然に彩られた奥琵琶湖は圧巻の美しさです。
びわ湖一周サイクリング「ビワイチ」
びわ湖は一周(南は瀬田唐橋まで)約200km。琵琶湖大橋以北の「北湖(ほっこ)」一周なら約160km。大橋以南の南湖(なんこ)は省略して「ビワイチ達成」とする人もいます。いずれにせよ、健脚サイクリストなら1日でも可能ですが、ほとんどペダルを踏むだけの旅より、ゆっくり休憩し、名所に立ち寄り、美味しいものを味わうなど、湖畔の魅力を楽しむために1泊2日以上の日程をおすすめします。
高島トレイル
滋賀県高島市にある山の道「中央分水嶺・高島トレイル」。
かつて近江商人が荷物の運搬など、暮らしのなかで使っていた道です。
山の上からは、びわ湖と日本海を同時に眺めることができ、四季折々の風景で登山者を楽しませてくれます。
びわ湖の水が生まれるこの美しい自然道をぜひ歩いてみてください。